2002.GWツアー 姫路城を攻めろ!

★プロローグ★

今回のGWツアーは、俺と高女のよこやまとのメールから計画された。
高知大の春鯨祭に来ませんかというよこやまからの誘いをうけ、そこから話がGWになり、よこやまはGWにツアーするん?という気軽なところからだ。

よこやまはどうやら行きたいけどメンバーがいないのと、親が実家に帰ってくると信じてるのでわからないということのようだったので、行きたいのだったら一緒に行ってもいいよと俺が言ったところから話が弾み、メールで話し合った末、目的地は姫路城ということになった。 計画をじっくりと立ててツアーをする予定だったのだが、前日になってもほとんど計画が立たないままだった。

とりあえず、俺と高女は3日に高松に集合。4日にフェリーで三宮に行こうということになっていた。 ならびにメンバーは、パト(愛大 4回)・ブッチー(近大工学部 4回)・よこやま&きしの(高女 3回)の4人であった。メンバーを募ったのが俺だったせいか、俺がリーダー(?)のようになっている。

第一回…松山〜高松間

それで、ツアーの話なのだが(前置きが長い?)
まずは俺の自転車整備の話から(爆)
3日にチャリで高松に行くつもりだったが、3日は雨が降るというではないか!
俺のランドナーの前輪はマットガードに擦っているし、前輪のセンターはずれてるし、センターを直したくてもニップルはナメてしまっているしということで、組みなおしです。

1日の夜にランドナーに乗ってボックスに。
でいさん・おがわさん・チャコさん・でいさんの友達の方で飲み会をしていた。宴会の傍らでリムを組みなおす。スポークを全部はずして、新しいニップルで組みなおして、すべてのニップルを付け終えた。 よっしゃ〜!これからフレトリだ〜!と思った矢先、警備員のおっちゃんが来て「早く帰らんかい!!(怒)」と言ってきた。仕方ないので帰る…。この時点で2日の午前1時。 チャコさんが6時に起きるらしかったので、モーニングコールを頼んだ。

モーニングコールを受けた俺は7時にボックスへ。 フレトリを3時間して、遂にリムが完成!タイヤをはめて、フレームにはめてみる。擦っていない。よかった。 3日に雨なら、降られる前に走る!!という決意をした。

まこちゃんに、今から行くで〜というメールを送って出発。ちなみに出発したのは午後3時半。準備に手間どってしまった。 久々にランドナーでの遠出。緊張。
桜三里の手前でハンガーノック(空腹で走れなくなること)になった(早っ!!) カロリーメイトを食べて元気回復。 これを食べながら、俺は

“俺ってカロリーメイト何本で高松までいけるんだろうか?”

というアホなことを思いついた。
試してみる価値はあったが(本当か?)、出発が遅い分、夜に走ることになるのでそんな企画物に走っているわけにはいかない。断念した。いつかやってみたい。 桜三里をシャカシャカと軽いギアで回して道を急ぐ。

………

土井町の前あたりでパンクした。もうほとんど日が暮れていたので精神的にダメージがきたが、さっさとスペアチューブと交換して後輪をチャリにはめようとしていたら、車を止めて休憩してたおっさんに声をかけられた。

おっさん「今日はどこまでいくの?…高松!あと100キロくらいはあるだろ〜!若いねぇ!!」

と言われた。 でも俺はもうすでにあまり走りたくはなかった(爆) おっさんが高松に行くのなら乗せていってほしいほどに。 しかし、このおっさんはとても怪しかった(←失礼)ので

俺「まだ日が上ってるうちに距離を稼ぎたいので失礼します!!」

と言って、そそくさと出発した。 完全に日が暮れてしまったが、走る。川之江のコンビニで休憩。DAKARAを買って飲む。本当はここまででも一回くらい休憩している。

香川にもうすぐ入るので高松へのルートを考えた。
道は明るくコンビニも多いであろう11号線か
道は暗くてコンビニもないが距離が短くなる377号線か。
あなたならどっち?
俺は377号を選んだ。

香川に入り、377号線へ…。コンビニも姿を消し、街灯もまばらになり、車も姿を消した…。はっきりいって、さみしい。俺は寂しがりやなので精神的にどんどんやつれていった…

だったら377号いくなよ…

峠もあるし、いくら車がいなくて速く走れても、しんどいものはしんどい。この暗闇地獄から早く抜け出したい!という一心で走った。ここでパンクしてたら俺は一体どうなっていたのだろうか…。やっと、32号線と合流。

合流地点にあるローソンで休憩。 暗闇におびえながらめちゃくちゃペダルを回していたせいか、腰が痛くなってきた。 ローソンで休憩中にまたおっさんに声を掛けられた。 どこに行くのかと聞かれたので高松と答えたら、高松への道順について説明しだした。 そしてその後,おっさんが自分の仕事について語りだした。 天然水を2トン汲みにいくというのだ。 おっさんの話だと、日光の当たらないところに保存しておくと8ヶ月でももつらしく、料理に使ったら、あくがでないらしい。まさに怪しさ大爆発であったが、その水を業者が20リットルを1500円で買うというのだ。
ぼろ儲けやんか〜!!ほんまか?それ〜!!
と思ったが、これ以上詮索しても(別にしてなかったが)時間が経つだけなので、頑張ってくださいと言って別れた。

まこちゃんには23時くらいに到着する予定といってあったが、高松までの距離があと30キロあるのに、今は22時。23時に着くのは無理だと思ったのでメールでもっと遅れることと、疲れてきたことを教えたら、まこちゃんから返事で、のほほーんさんの車で迎えに行くことができるという知らせがあった。ならばお言葉に甘えて輪行させてもらうことにした。 チャリを止めて、早速輪行を開始した。久しぶりの輪行だったが、勘も鈍っていなかったので結構早く輪行できた。

しかし、まだ迎えは来ない…。

そういえば、パンクしてたのでパンク修理した。 パンク修理も終り、メールをしまくって電池の切れそうなケータイ。 連絡できなくなったらどうしようと考えてたら、のほほーんさんとまこちゃんが到着!

残り30キロを車で快走。車は速い。 高松に着いて、チャリを香川大のボックスに置かせてもらって、まこちゃんの家に泊めさせてもらった。

死んだように寝た(相当疲れていたのだろう…)

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