石鎚山に行こう! 1日目
ボックスで色々と打ち合わせをして出発!初日は黒森峠を経由して面河渓谷を目指す。愛大を出発。旧11号線を走る。ひさしぶりのランドナーであるのでなかなか運転しづらかったが30分もすれば慣れてしまった。これから向かおうとしている場所は山であるのでスーパーなどのお店がない。なので早めに2日分の食料を買い込んでおかねばならないわけなのだがツアーといえばお酒がつき物であるので、スーパーでお酒を買うかどうかみんなでウ〜ンウ〜ンと悩む。なんといってもお酒は重いので自転車走行にかさばるのだ。そんなに無駄なものは買い込むことは極力避けたい。だが酒は別である。そこで俺はあることを思いついた。フェラーリは香川から車で向かってくるわけであるので、酒はフェラーリに買ってこさせれば我々は重い荷物を持たないで済むではないか。そうだそうだということで早速電話をかけて手配する。やった!これでお酒も確保できたわけだ。食料を買い込んで出発。
黒森峠を通って面河渓谷を目指すのでまずは黒森の攻略に入る。俺の知らなかった経路で黒森峠への ショートカットをした。ダラダラとした登りなのであまりきつくはなかったが膝を壊さないようにローギアでシャカシャカと回す。するとお腹が空いてきた。みんなもそうだ。飯にしようということになる。
飯の直前に撮った俺のランドナーであるが、サイドバックにくくりつけた食材がエライことになっている。これによって俺のチャリの車軸が左に大きく傾いた。ガードレールに擦りそうで危険なのである。変に緊張した走行になったのである。
飯を食べてからズンズンと進む。そうしていると唐岬(からかい)の滝というところに辿り着いた。これはもうさっそく行ってみようということになる。ノッシノシと歩く。
500メートル先という看板を頼りに歩くがなかなか距離が縮まらない。ダ〜っと下っていくと遂に在った。唐岬の滝である。おっと、先客がいた。カメラを携えた中年の夫婦であった。写真をとってほしいということだったのでたしかガバチョが撮ってあげた。こちらは三脚があったので三脚でセットして写真をとった。
いやはやどうにもギリギリだったので寝転んでしまう結果となった。このあとも色々と写真をとった。マイナスイオンでリフレッシュという感じである。雑多な街中では味わえない清々しさであった。
ここで1時間余り過ごしてしまった。すこし居過ぎた感もあるが来た甲斐はあった。出発直前にエキップ・ウメザワの人に抜かれた。ロードであるし荷物もないのでさすがに早い。さて、もう少しで黒森峠の頂上である。わっせわっせとインナーローで登る。黒森峠は車どおりは少なく傾斜はゆるいがウネウネしていて長い。やっと頂上である。チャリ人生で2度目の黒森であった。
その後は下ってゆくのだが、途中で蛇の死骸があり俺はちょっとした驚きの声を上げながらよけたのだが、後ろを走っていたまっちは轢いてしまった。ギャアと叫んだまっちであった。面河ダムを横目に爽快に走る。途中、走りながらインスタントカメラでまっち・まろを撮ったりした。俺のデジカメは大きすぎて走りながらでは撮れない。小型のデジカメを羨ましく思った瞬間であった。
アップダウンを繰り返していると、俺がパンクした。自慢にもなんにもならないが俺はなぜかパンクが多い。しかもランドナーでだけだ。ロードではまだ一度しかパンクしてない。パンク修理してチューブを入れ替えてまた空気を入れるとなぜかまたパンクした。ここにきて意味不明なことが勃発したのだが、まっちがグレートなことに気づいてくれた。なんと、リムの初期不良だというのだ。明らかにバリがある。このバリがリムフラップ(リムとチューブの間に挟むゴム)を突き抜けてチューブに刺さっていたのだった。道理でこの5年間パンクと戦うことが多かったわけだ。というか今まで気付かずにこのリムで剣山を制覇したり日本縦断をしたりしてきたわけである。我ながらどえらいミスだなぁと思いつつ、まっちが持っていたビニールテープをバリに3重に貼るという策でこの場を乗り切る。もはやパンクなど敵ではない。どりゃ〜と走る。
休憩をしながらついに面河キャンプ場に辿り着いた。車で来たフェラーリと合流して今日あったことなどを話しながらしばし再会の余韻に浸るのであった。そして渓谷の風景をデジカメに収めた。
さて、いよいよ晩御飯を作るのである。作るのであるといっても俺とフェラーリはほとんど仕事をしていなかった。後輩たちがやってくれることをありがたく思いながら、いろんな話をしたり、川にお酒を冷やしにいったりしていたのだった。この晩のおかずは『ま〜ぎょ〜春雨』であった。つまりはマーボー春雨にギョーザをぶち込んだグローバル中華料理である。緑の野菜をいれるためにニラが入っている。まさにサイクの、そして男の料理という感じであった。
そしてご飯をおいしく食べ終えたあとは飲み会である。おいしく冷やした発泡酒や梅酒などを飲みつつお菓子争奪じゃんけんゲームなどをしつつ夜はふけてゆくのであった。とりあえずみんなの紹介を兼ねて全員載せとこう。そこはかとなくやばい写真達であった。