2002.メッセンジャー見学in大阪・京都
福岡のメッセンジャーの見学に行ってから2ヶ月がたった。夏休み中に大阪方面のメッセンジャーの見学に行きたいと思っていたけれどなかなか行くことができなかった。 私事(車の免許取得など)にケリをつけ、大阪にあるメッセンジャー・チームのB'(ビーダッシュ)さんと連絡をとってフェリーで大阪へ旅立った。宿は西サでのチャリ仲間のナベッチの家だ。
午前中に大阪南港に降り立ち、ロードに乗って大阪の中心地に向かって走った。地理に詳しくないものだから何度も止まって地図を見ながら走った。
10時頃にビーダッシュさんの事務所に着いた。 事務所にお邪魔して代表の梶原さんやメッセンジャーの人達と出会った。 土曜日ということでビジネス街は忙しくないようで、メッセンジャーの注文もどうやら少ないようだった。 とはいっても注文は入るので順番に出かけていた。皆さん、とても気さくで面白い人ばかりだった。
僕がその場を見てて面白かったのは、注文の電話を梶原さんが受けるとメッセンジャーの人達にどこからの注文か問題として出していたところだった。場所を問題にしたり、目印を問題にしたり。行ったことのない人に住所を教えてメモらせたりしていたところが面白かった。
他のメッセンジャーの事務所とはアポをとっていなかったのだけれど、梶原さんが大阪にあるAXIS(アクシズ)バイシクルサービスに連絡をとってくださったので、住所を聞いて見学に行った。
AXISの事務所にお邪魔して色々と話を聞いてもらったあとに、色々と話を聞かせてもらった。メッセンジャーの一般的なイメージと現実とのギャップとか、社会人としてのメッセンジャーのあり方とか、メッセンジャーという仕事にかける熱い想い。
メッセンジャーというと自転車で配達をするということで自転車に乗る!というイメージが強いのだが、実のところはサービス業であるということだった。1回の配達で、まずディスパッチャー(注文をうけてメッセンジャーをナビする人)が連絡を受け、メッセンジャーがピックアップ(配達するものを受け取ること)に行く。まずここで1回目の接客をする。そして配達物を届けてお届け先で2回目の接客をする。つまりは1回の配達で2回の接客が行われるわけであり、配達は一日に10〜20便くらいあるわけだから、20〜40回の接客があるわけである。社会人としての自覚がしっかりしていないといい仕事はできないわけだ。それと、AXISでは『荷物』を運ぶのではなく、『お客様の仕事』を運ぶという考え方で仕事をしているということだった。この言葉の真意はとても深い意味があった。プロのプライドを感じた。
すべてがいい刺激となった!ここを訪れたことでメッセンジャーをもっとやりたくなった。
AXISの人が京都のメッセンジャー 風 さんと連絡をとってくれて、翌日のアポをとることができた。すごくありがたかった。 やる気があるようならその気持ちを大事に頑張ってねと言われた。事務所に来てくれたからと、AXISのTシャツをプレゼントしてくれた。めちゃくちゃ嬉しかった。
ナベッチと連絡をとって大阪工業大学まで走ったのだが、大阪の交通マナーの洗礼を受けた。みんな赤信号をあんまり守ってない。歩行者はでかい通り以外では守ってなかった…。時には車もだった。僕が赤信号で止まったらママチャに思いっきり抜かれた。というかその信号では誰も止まってなかった…。ビックリした。
ナベッチと合流してから梅田まで移動して串揚げを食べながらビールを飲んだ。大阪といえばたこ焼きとお好み焼きというイメージが強いが、僕は大阪の串揚げが食べてみたかった。串揚げも食べたことなかったし。初めて食べた串揚げはおいしかったし、ナベッチとの話もはずんだ。その後にブラブラと歩いたあと、喫茶店にいったりした。かなり御洒落な喫茶店で男が2人でいくわけだからかなり浮いていた。が、ケーキと紅茶はおいしかった。
それからはナベッチの家に行った。ナベッチのお母さんにスイスをめちゃめちゃ薦められた。ヨーロッパのサイクリングロードのパンフとか見せてもらってヨーロッパに興味が沸いた。いつかみんなでチャリもっていったら楽しいだろうな〜とか考えた。そしてナベッチの家に泊めてもらった。